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今後の予定|
7月13日(土)、7月17日(水)
以降の予定| 7月20日(土)、7月23日(火)、7月28日(日)、7月29日(月)、8月1日(木)、8月2日(金)、8月3日(土)、8月7日(水)、8月10日(土)、8月20日(火)、8月21日(水)、8月24日(土)
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お知らせ

兄の闘病生活から教えられたこと

6年間の闘病生活を送っていた兄は、人が新年を待つ大晦日の夜に
旅立ちの準備をしていた。
耳鼻科のがんを患い、手術、抗がん剤・放射線治療とありとあらゆる治療を受け、
転移のたびに病棟を変わった。
兄は、耳鼻科の病棟が大好きで、気管切開後の声が出ない時にも、頼みの綱である
ナースコルを押すと、すぐに来てくれる看護師さんにいつも感謝していた。
闘病日記の中には看護師さんからの直筆の励ましや癒しのメッセージがあり、
患者・看護師間の暖かなやりとりを垣間見ることができた。
看護師には、確かな知識と看護技術が最も重要であるが、その知識や技術を支える
その人の豊かな人間性こそが看護の原点であると改めて実感した。
また、久しぶりに兄を自宅に連れて帰った時、かって兄の受け持ちであった看護学生さん
からの年賀状を見つけた。
「看護師になって3年になりますが、頑張っています。○○さんもお体大切に・・・。」
と、 同僚たちに囲まれ、Vサインをする彼女らしい方を写真から見つけることができた。
兄は看護学生のために患者としての役割を引き受け、そのやり取りの中で生甲斐を
見出していたのではないかと、一枚の年賀状から推察できた。
その思いを受け止め、毎年成長した様子を伝えてくれていた彼女に感謝すると同時に、
すばらしい看護師に成長されることを祈っている。
さあ、4月に初めて看護学生が入学してくる。
どんな看護師に育っていくのだろうか。
人に感謝できる謙虚な人に、そして、確かな看護技術を多くの人に提供できるように
と願いながら、
次代を担う後輩を育てていきたいと考えている。