友だちっていいな！！

2014.07.24
お知らせ

　看護学科１年生の基礎看護学実習最終日のことです[emoji:v-219]
実習病院から５時前に何人かの学生が乗ったバス[emoji:v-104][emoji:v-355]が学校に帰ってきました。
校舎の横に止まったバスから、学生たちがなかなか降りてきません。
どうしたのかな、と思っていると体格のいい男子学生が、
顔色が悪くぐったりした感じの女子学生を「お姫様抱っこ」をして、
教務室に入ってきました。
そのあとを他の学生達も（男子も女子も）心配そうに付いてきました。
ぐったりした女子学生は、バスの中で気分が悪くなり嘔気をもようしたそうです。
　そこで、力のある男子学生が抱えて保健室まで運んだのです[emoji:v-352][emoji:v-352]
他の学生もその学生の荷物を運びながら、「大丈夫かね[emoji:v-390][emoji:v-356]」
と声かけをしていました。教員が簡単な処置をして、少し休んでもらって
落ち着いたら学校から送るから、みんなは台風も来ることだし、
帰っていいよ、と言ったのですが、クラスメイトの一人が、
「私のお母さんに電話してきてもらって、彼女を家まで送るから大丈夫です。」と言いました。
外は、台風の影響で雨、風が吹き荒れていましたので
「お母さんも大変でしょうから、学校の車で送るよ。」と言ったのですが、
「もう連絡しましたので、そろそろ来るでしょう」と玄関のところで待っていました。
　１０分くらいして、お母さんが来られ、体調が少し良くなった学生を
家まで送ってくださいました。体調不良を訴えた友人をみんなで心配し、
あれこれ面倒を見た数人の学生たちの強い絆を感じるとともに、
この学校に入学するまでは全く水知らずだった学生同士が、
３か月の間で育んできた友情の温かさに
「友だちっていいな[emoji:v-398][emoji:v-352][emoji:v-352]」と思いました。