2024.10.09
YIC看護福祉専門学校についてはこちら。
「12月も3分の1過ぎたわね」
そんな会話をすると看護学科3年生は耳をふさぎます。
「先生言わないで・・・あとちょっとしかないということをますます思い出します」
そうだよね。もしかしたら禁句かも
今までやってきた3年間の自分が試される訳ですから。
先日、今年3月に卒業し看護師として
就職した2人が学校を訪ねてきてくれました。
雑談の後、何か話したそうだなと思って応接室で、
座ってゆっくり話を聞くことにしました。
「辛い辞めてしまいたい」
「勉強しても勉強しても、後からあとから質問されて・・どうしたらよいか解らない」
「毎晩泣いています」
そんなことを言いながら、二人とも泣き出してしまいました。
でも、話を聞いていくうちに、だんだん笑顔が戻り
「でも頑張らなきゃまだまだ新人なんだから」
医療現場は「生と死」が行き交うところです。
まだ卒業して1年もたたない彼女たちが
辛い思いをしていることが手に取るように想像できます。
だからこそ一日も早く、看護する喜びを見出してほしいと願うのです。
「でも、先日退院された患者さんが、あなたがいたから頑張れたのよ、
と言ってくださった。あれ嬉しかったな」
「私も、どうしても起き上がることができなかった患者さんに、
学校で教わった方法を試してみたら起き上がれて、とても喜んでもらえた」
卒業生が帰っていくときはもう暗くなっていましたが、
本当に頑張っているのだなと思うとうれしくなります。
最後にこんな質問してみました。
「今勉強しているのと、国家試験前の勉強とどっちが辛いと思う」
「それは国家試験前です」
と、口をそろえて答えてくれました。
3年生も卒業生も、そして全国の看護学生みんな頑張れ