2025.01.06NEW
YIC看護福祉専門学校についてはこちら。
こんにちは
雨 ・・・なんだかとても久しぶりのような気がします。
9月から赴任された先生が、「駐車場から初めて傘をさしてきました!」と話していました
・・・ということは! 1ヶ月半ぶりの本格的な雨ということ
水不足になる前に、ちょうど良い「恵みの雨 」かもしれません。
さて、先日、看護学科1年生の戴帽式が終了しました
「看護学校=戴帽式」というくらいに、多くの人が知っている式典だと思います。
しかし、現在、戴帽式を行っている看護学校がどれくらい残っているのでしょうか?
・・・大学ではまず行われません。
臨床現場ではすでにナースキャップを廃止しているからという理由で、
看護師養成所においても戴帽式を取りやめている学校が増えてきています
そもそも臨床現場で何故ナースキャップを廃止したのか?
10年近く前から、多くの病院が廃止を進めてきました。
理由は「緑膿菌がキャップに付着する」「ケア時に患者にキャップが当たって危険である」ということが主でした。
更には「キャップを止めるピンが痛い」「中にはずっと続けているとその部位だけ髪が抜ける」という話も出たことがあります。
どれももっともらしい理由ですが、本当でしょうか?
ナースキャップに緑膿菌が付着するなら、白衣(着衣)はもっと危険では?
・・・キャップで患者さんを傷つけたという報告も聞いたことがありません。
今、臨床現場(病院)では、様々な職種の方が働いています。
また、その職種に関連した多くの実習生が実習に臨んでいます。
ナースキャップが無くなり、看護師を見分けることのできないで、本当に困っていらっしゃるのは患者さんかも・・
看護師の通行証として教員が学生に託す様々な思い、暗闇に光るナイチンゲールの一筋の蝋燭の炎・患者さんの希望への道しるべ、燭台に分火された一筋の灯りの誓い、など戴帽式は、主催する教員にも学生にも多くの思いがあります。
(前日まで、一生懸命練習しました・・・灯された蝋燭の火を消さないように・・・)
戴帽式を終え、喜びに満ちた学生たちの姿を見て、
この伝統は守り続けていきたいと改めて誓いました