戴帽式を迎えるにあたり

2010.10.12
お知らせ

10月22日（金）に防府市にあるアスピラートにて、当校第1期生の「戴帽式」が執り行われます。
20数年前、私も戴帽式にて、ナースキャップをいただきました。
暗幕のカーテンで光を遮った講堂の中で、炎を灯したキャンドルを片手に、
「われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
　　　　　　　　　（中略）
わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん」
同期生と共に、ナイチンゲール像の前でナイチンゲール誓詞を唱和しました。
20年あまり経過しても、その時の感動は鮮明に残り、色褪せることありません
そのワンシーンは、私の人生のアルバムの1ページを今も彩っています。
（田舎からわざわざ上阪してくれた母がなんとなく小さく見えたっけ・・・）
「戴帽式」を経験した看護師は、少なからず、私と同じような想いを抱いているにちがいありません。
ぞくぞくとお世話になった方々からの出欠状も届き、いよいよ、秒読み段階に入ってきました。
ここで、戴帽式を迎えるにあたり、今一度大切にしてほしい気持ちがあります。
たくさんの看護学校の中で、この学校で出会った同期生――　共に学び、共に汗を流している
（心の汗も）
仲間たちに最高の感謝をして下さい。
そして、今まで、育て上げてくれた保護者の方、それ以外に君たちを支えてくれる人、
そんな人たちへも最大級の感謝をして下さい。
成績が良かったとか、技術試験が一発合格だったとか、それだけで、その人の価値が決まるわけ
ではありません
自分を支えてくれる人がいることに気付き、常に「感謝」する心を持てる人こそが魅力ある
人間と言えるのではないでしょうか
様々なことで、悩み、もがいているだろう今、そのような気持ちがあるかどうか、自分に問い
かけてみてほしいのです。
そして私も、切にそんな人間になりたいと思っています・・・。
一教員から、愛のメッセージでした。