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今後の予定|
7月13日(土)、7月17日(水)
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お知らせ

猫じゃらし

健康づくりを兼ねて、土、日の早朝[emoji:i-165]時間、
ウォーキング[emoji:e-454][emoji:e-284]というほどではない、散歩をしています。
田舎道の散歩コースには、ススキや猫じゃらしの雑草が風に揺れています[emoji:v-35][emoji:v-35]
 「猫じゃらし」を見ると、思い出すことがあります。
30年位前の話です。
保健学科の学生が家庭訪問実習で受け持った患者さんが、
難病でベットに寝たままの生活をしておられました。
学生が何回も家庭訪問し、コミュニケーションを図りたいと思っていても、
その患者さんは、心を開いてくださいませんでした。
学生は、学校と訪問先の家との行きかえりに「どうしたら患者さんは、
自分と対話をしてくれるのだろう?」と悩み続けました。
あるとき、ふと目に留まったのが、秋風にそよぐ「猫じゃらし」の草でした。
 そうだ[emoji:v-363][emoji:v-352]患者さんは、毎日天井の節穴ばかり見ていて、
外のことが分からない[emoji:v-390]季節の移ろいもわからない[emoji:v-356]
それなら、季節の草花を届けて、季節を感じてもらおう[emoji:v-411][emoji:v-426]
この猫じゃらしを、今日訪問するとき持って行って、手に当てて感じてもらおう。
学生は、患者さん宅に着くなり、「季節をお届けにまいりました[emoji:v-363][emoji:v-363]」
と言って、患者さんの手の甲に「猫じゃらし」を滑らしました。
 「わあー、くすぐったい。猫じゃらしじゃね、秋なんじゃね。」
と笑顔を見せられました[emoji:v-411][emoji:v-352]
それからは、学生の訪問を楽しみにされるようになり、
いい人間関係をつくることができました[emoji:v-410][emoji:v-424]
 その時の保健学科の学生の患者さんを思う気持ちと、
季節感を届けたいという感性に「すごい[emoji:v-352]」
と思ったことを「猫じゃらし」とともに思い出すのです。