鍛えの夏です！

2010.07.27
お知らせ

　もうすぐ7月も終わってしまいますが介護福祉学科の2年生の教室には約１ヶ月に渡って七夕飾りがありました。
　この飾りはみんなの願いがたくさん詰まっています。
　短冊には『幸せになれますように』や『宝くじが当たりますように』や『喜び探しが上手くなりますように』などかわいい願いや現実的な願いなどいろいろな願いが書き込まれていました。
中でも多かったのは就職の願いでした。介護福祉学科の2年生は6月から就職活動を始めています。
学生自らが施設に連絡し、アポを取って、施設見学や施設での実習をさせていただき、自分の希望にあっているかどうか見極め、希望にあっていれば採用試験を受けさせていただき、合格すれば採用となります。
学生にとっては『一生を左右する』と言っても過言ではない切実な問題ですから、全員必死で取り組んでいます。
実際、採用試験が終了したAさんは『緊張したが落ち着いて言えました。しかし、もう少し面接の練習をしていたら、すらすら言えた気がしました。』と言っておりました。
『どうかみんなの願いが叶いますように・・・』これが私の願いです。
また、学生のロッカーには『どのような介護福祉士になりたいか？』との問いかけに対する答えが貼ってあります。これは2年生になってすぐに書いてもらいました。
そこには『利用者の方に夢と希望を与えられるような介護福祉士になりたい』や『利用者の方の気持ちを汲み、それに答えれる介護福祉士になりたい』や『辛いことがあっても笑顔で過ごせる介護福祉士になりたい』などいろいろな目標が書かれています。
その目標に向かって学生たちは1歩1歩前進し、1日1日と成長してきているのです。
先日、学生への推薦図書で『上杉鷹山』をお勧めさせていただきました。『鷹山（たかやま）』と聞くと『あぶない刑事』の舘ひろしさんを連想される方もいらっしゃるでしょうが『たかやま』ではなく『ようざん』と読みます。ちなみに私は柴田恭兵派でした。（年がバレますね）
『上杉鷹山』は財政の切迫した藩を自らが先頭に立って、泥だらけになりながら立て直したお殿様です。その『上杉鷹山』の言葉に『なせば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり』とあります。『人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ。』という意味です。
今が一番辛い時期かと思いますが、『鷹山』の言葉を胸に、自分を信じて頑張ってほしいと思っております。