理学療法士・作業療法士になる夢を叶えた卒業生に、YICリハビリテーション大学校に通っていた時の思い出や
現場で役に立っていること、やりがいなどを語っていただきました。
中原 稔喜さん
[ 山口大学医学部附属病院勤務 ]
豊北高等学校出身
理学療法学科 2018年卒業
Q.理学療法士をめざした理由は?
私がPTをめざした理由は2つあります。
1つは中学生の頃の職場体験です。職場体験では、地域の病院でリハビリ業務を見学させていただきました。その際、他の医療職とは異なり、道具が無くても自分が患者さんのところに向かうことで、治療が行えることを知り、魅力を感じました。
2つ目は高校生の時に所属していた野球部での理学療法士の方と関わりです。ある大会に理学療法士の方がサポーターとして参加されたことがありました。そういう方々の支えがあるからこそ大会が開催できることのありがたさを痛感しました。
今度は私がサポートする側となり、そういった活動を支えていきたいと思っています。
後藤 瑞希さん
[ 山陽小野田市民病院勤務 ]
小野田高等学校出身
作業療法学科 2013年卒業
Q.作業療法士をめざした理由は?
中学生の頃、脳梗塞で倒れられた校長先生が、職場復帰され、趣味のドラムができるようになったという話を聞いたことがあります。そこに関わっていたのが作業療法士ということで、興味を持ちました。
荒井 来奈さん
[ 徳山リハビリテーション病院勤務 ]
高川学園高等学校出身
理学療法学科 2018年卒業
Q.理学療法士をめざした理由は?
元々スポーツをしていたことから、スポーツをしている人に関わる仕事がしたいと思い、理学療法士をめざしました。
また、理学療法士は国家資格であり、専門職であることから、絶対に取得し、スポーツをしている人のサポートがしたいと考えました。
鹿取 泰晟さん
[ 阿知須共立病院勤務 ]
防府西高等学校出身
作業療法学科 2020年卒業
Q.作業療法士をめざした理由は?
私は、将来介護福祉士になることを考えていましたが、両親から他の仕事も調べてみるように勧められ、作業療法士を知り、興味を持ちました。
それからYICのオープンキャンパスに参加し、作業療法士の仕事についてわかりやすく教えていただいたことが作業療法士をめざした理由です。
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Q.YICを選んだ理由は?
4年制の学校であり高度専門士の資格を取得できるからです。
3年制の学校でも同じ理学療法士の受験資格を得ることができるのですが、給与面や大学院への進学の面で差が生じてしまいます。
また、学校行事などが多い中でonとoffの切り替えがしっかりしているとも感じ、YICを選びました。
Q.学生時代に楽しかったことは何ですか?
学校行事はもちろんですが、20歳になると同級生や先生方にも加わっていただき、懇親会が開催できるなど、高校生の頃とは違った面で楽しめました。
Q.学生時代に苦労したことは?
高校の勉強とは異なり、1年生の頃から医療従事者としての知識を中心に学ぶため、順応することが難しかったな…という思い出があります。しかし、それは入学したほとんどの方が感じることだと思います。発想を転換すれば、今までの勉強をリセットし新たなスタートを切れるとも捉えることができ、苦労はしましたが、向き合うことができました。
Q.教員との思い出はありますか?
ユニークな方が多いな…というのがとても印象的でした。勉強の方針の件などでぶつかることもありましたが、本気でぶつかっていけば本気で返してくださるなど、学生時代において大切な存在でした。
Q.学生時代の勉強などで、今現場で役立っていることは?
YICでは先方の授業以外に、卒業生を招いて講義を実施しています。臨床における視点や教科書に記載されていないことについての見分を広げることができました。これは、今とても役立っています。
Q.仕事で充実感を得られることは?
「今まで○○ができなかったけど練習したらできるようになった。」と患者さんにおっしゃっていただいた時に充実感が得られます。できるようになったことは、患者さんご自身が努力されたことが一番の要因ですが、微力ながら貢献できたことに充実感がありました。
Q.仕事で苦労していることは?
同じ病気であっても、年齢や性別、運動能力や住んでいる家の構造などは患者さんによって様々です。それらを考えあわせ一人ひとりの患者さんに合った運動量や必要な動作を見定めることに難しさを感じています。しかし、それらを見極めることにやりがいも感じています。
Q.プライベートでの趣味は?
ゴルフやパン屋さん巡りです。私の職場は土・日曜日が休日で、onとoffを切り替えて生活しています。また、休日には、勉強会に参加するなどの自己研鑽もしています。
Q.高校生へのメッセージをお願いします!
今、皆さんは様々な職業に就く可能性があります。選択肢が広いという点で迷ってしまうこともあるかと思います。だからといって投げ出すのではなく、進学先や就職先についての情報収集をしたり、オープンキャンパスに足を運んだりする行動が大事だと思います。そういった過程を経て、自分が納得した道を選択したのであれば、困難が待ち受けていても乗り越えられるのではないかと思います。
Q.コロナなどの感染症対策はどうですか?
テレビで拝見したことなのですが「自分自身も感染しているのではないか。」という意識を持って行動しています。そうすることで、人にうつさないようにマスクや手指衛生などの予防策を徹底することができます。