2024.12.18NEW
専門学校YICリハビリテーション大学校についてはこちら。
教員の渡辺です。
本校は宇部市まちなか保健室事業を受託しています。年間合計24回の講座を宇部市内各所で実施しています。
6月11日に宇部市多世代ふれあいセンターにて「生きがいづくり講座」を開講しました。
予防事業と聞くと、「〇〇運動、〇〇体操」といった、身体機能維持向上を目指した講座を連想される方が多いと思います。
もちろん、それは重要な要素で、身体機能が日々の生活につながりがあることは言うまでも有りません。
今回の講座は、私の中では挑戦で、「2,3名参加してくれたら良いかな~」と思っていました。
しかし、蓋を開けてみると、合計21名の参加がありました!
地域の高齢者が、「生きがい」というキーワードに興味をお持ちであることを把握することができました。
講座では、30分程度の講義後、「生きがいづくりノート」と称したノートに、自身の役割、長所、強み、興味、目標といった項目に沿って記入してもらいました。
個人ワーク後は、「生涯現役宣言!」と称し、数名のグループで個々の宣言をしていただきました。
初見の方もおられる中で話も弾み、やはりひとは自分の事を誰かに喋って、自己表現したい本能があると改めて感じることができました。
ある男性は、「歌や劇を通して自分を表現する」と宣言!
こういった思いを聴くこと、表現していただくことがこの講座の大きな目的です。
とかく、こういった予防講座は、一方通行な感じが多く、専門職が前に出て話をして、それを参加者が聴く、実践するという流れがあります。個人的にはこういう流れを食い止めたい、高齢者の健康づくり(〇〇予防)に新たな風を吹かせたいという思いで携わっております。
今回は、参加者と我々支援者と呼ばれる者とが双方向でやりとりすることの重要性を学びました。
日々何気なくしていることが、健康づくりにつながっていることを、今後も宇部市民に伝えられればと思っています。
たまにこのようなブログ的な記事も投稿していきますね~!